芳村石産㈱ 美山事業所



 芳村石産㈱美山事業所は、採石場所在地としては首都圏から最も近い東京都八王子市の北西部、美山町に位置し、昭和42年の操業開始以来現在まで、50年以上にわたり操業を続けています。
 
 当初は、高度成長時代の首都圏の道路・宅地造成工事等に必要な路盤材・土木用砕石を主に生産していましたが、昭和53年6月に当時画期的であった全国初となる乾式製砂設備(その後湿式製砂設備に変更)を設置、併せてコンクリート用骨材プラントを設置し、本格的にコンクリート用骨材・砕砂の生産を始めました。
 
 昭和55年5月には、東京都自然保護条例第51条による事業区域拡張許可を取得して隣接用地20haを取得し、事業区域面積を33haに拡張しました。
その後平成9年1月に、砕砂需要の増大に応えるべく、従来の製砂ラインに加えて湿式製砂機・分級機・汚泥プレス・シックナー・スラリー槽を各々1機づつ増設して製砂ラインを2ラインとし、砕砂の増産体制を整えました。
 
 平成14年4月には、東京都環境アセスメント手続き・自然保護条例許可等を取得し事業区域拡張を行い、拡張区域23haを加えて事業区域を56haとしました。また、事業区域外周辺部には更に充分な原石用地を確保し、充分な鉱量を確保いたしました。

 平成26年9月には、周辺地域の生活環境改善を目的に、生産設備の全面移転を行いました。破砕機部分は、入口から600m奥に鉱山機械で世界一のシェアを持つフィンランドのMetso(メッツォ)社製ロコトレイン(自走式1次・2次破砕機と自走式粒型調整機バーマック、自走式振動篩)を設置しました。ロコトレインで破砕した後の水洗・製砂工程は、入口から300m奥に水洗篩・湿式製砂機(ボールミル)・湿式分級機を新たに設置して全量を水洗した後にコンクリート用砕石2005・砕砂を生産、従来のコンベアラインを乗り継いで入口の積込場まで運搬しています。

 砕石生産工程は平成26年9月に全て入れ替えが完了し世界シェア1位のフィンランド・メッツオ社製の最新設備で生産しており、わが国でも珍しい最新の生産方法を導入することにより採石場奥での生産が可能となり、周辺地域の生活環境改善に貢献することができました。
 
 

美山事業所全景 2011年撮影 切羽全景 出荷時のタイヤ洗浄機能付きトラックスケール
平26年9月設置の最新式自走式破砕機ロコトレイン 平26年製砂設備(ボールミル・分級機)新設工事 平成26年 プラント移設に伴い新設した水洗篩


 安全面では、採掘残壁・堆積角度基準を順守し法面の安定を図るのは勿論のこと、平成15年には事業区域の中心に採掘区域の雨水を収容するコンクリート護岸と余水吐からなる34500㎥の容量を持つ本格的な第1洪水調整池を建設、更に16年5月には事業所入口区域の雨水を収容するコンクリート護岸と余水吐からなる2750㎥の容量を持つ本格的な第2洪水調整池を設置し、既存の第3調整池と合わせ、この地域の30年確率降雨強度に20%以上余裕を持たせた降雨対策を実施しております。
 平成26年9月には、堆積場周辺部に採石技術指導基準に基づき地震時でも円弧滑りが発生することのない設計による土留かん止堤を設置し、堆積場の安全確保に努めております。
 
 品質面では、平成18年8月には、新JIS制度発足に合わせて、JIS A 5005(コンクリート用砕石2005・砕砂)認証を、関東地区の採石業者として4番目の早期に取得し、生産の標準化を進め、品質管理に注力しております。
 

34500㎥の容量の第1洪水調節地と周辺吹付緑化 事業所入口にある2750㎥の容量の第2洪水調節地 重機道周辺の植栽緑化


 環境面では、発破振動軽減を図るためにMS段発雷管の使用、残壁等の緑化推進、発塵防止のためのコンベアーカバー設置・プラント上部へのスプリンクラー設置等公害防止に努めるほか、毎年地域住民の方の工場見学会実施や町会行事への場所の提供・参加など地域密着に努めており、平成18年の東京消防庁による大規模な林野火災演習・平成28年の東京消防庁による震災時の消防訓練への場所の提供や平成28年の東京労働局による労働基準局の職員研修場所の提供、東京都火薬類保安協会による発破技能講習会場所の提供、地元小学校の社会科見学場所の提供などを行い、社会並びに地域に貢献する企業を目指して取り組んでおります。
 また、平成26年9月には入り口付近にあったプラントの場内奥への移転を完了させることにより、工場入り口付近の騒音を基準である50db(静かな事務所レベル)以下とすることができ、周辺地域の生活環境改善に寄与することができました。

 今後とも、顧客の皆様が満足する良質な骨材の安定供給を使命と考え、地元に信頼される企業として、役職員一同努力して参りますので、よろしくお願いいたします。

地元地区の方の工場見学会 東京消防庁林野火災消防演習2007年
隊員865人、車両110台、ヘリ6機が参加
地元小学校から頂いた社会科見学へのお礼の画集



事業所概要

開設      :昭和42年
所長      :桐原晃一郎
事業区域面積:56ha
地質      :中生代白亜系四万十帯の盆掘川層に分類される砂岩層
岩石      :硬質砂岩
採掘方法   :ベンチカット方式
生産設備 付属設備
一次クラッシャ(ジョー) 自走式      Metso(メッツォ)製 汚水処理設備:シックナー  2機 東急設備施工
二次クラッシャ(コーン) 自走式      Metso(メッツォ)製           スラリー槽  2機 東急設備施工
粒形調整機(バーマック) 自走式     Metso(メッツォ)製          フィルタープレス2機 東急設備施工
自走式振動スクリーン            Metso(メッツォ)製 受電設備   :300kw
水洗振動篩  アーステクニカ製 一級火薬庫、試験室、洗車式トラック計量器
湿式製砂機(ボールミル ),アーステクニカ製   
分級機(湿式)           気工社製






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